火力発電所サービスビル 外装修繕工事

火力発電所サービスビル 外装修繕工事

令和元年度 愛知県防水工事業協会施工技術コンテスト 優秀賞受賞

今回、建物の動きが激しく目地部コーキングが何度も破断し補修漏水を繰り返した為、コーキング改修のみでは効果的ではない為、全面塗膜防水を提案し、採用に至りました。

既設下地が、アスロック工場フッ素焼付塗装であり、施工するにあたり既設板上部の表面のクリアー塗装の状態が酷い為、付着力試験でプライマーの選択をし、ディスクグラインダーで全面バフ掛けを行いました。

施主より施工条件として、ホーロー調仕上にする事。
施工中の膜厚管理及び午前・午後毎日降水確率40%未満・風速8m/毎秒・気温(5°C)以上でないと施工してはならないとの事であったので、各工程の飛散及び流出を防ぐよう毎日のチェックシートを作成し管理せざるを得ず、また厚膜型のアロンの主材を規定膜厚を確保しながらホーロー調にする為、最初に主材の増吹き及び散し吹き(滑り止め)を行い、その後主材吹付工程を防水材をを3回に分けて吹付を行い、最終3回目の吹付を行う前に1面を4分割して、それぞれに養生をし、吹き分けました。

主材吹付時は、100㎡ごとの膜厚管理(ウエットネスフィルムゲージ)にて測定を行いました。

 

改修前写真  改修後写真